【オリーブオイルのギフト】高級オリーブオイルの保存方法と取り扱い方

オリーブオイルの芳醇な風味を長く楽しむためのポイントは保存方法と取り扱い方

ご自宅はもちろん、ギフトとしても人気の高いオリーブオイルは、高温や日光などを避けて保管することが大切です。オリーブ本来の風味を長く楽しむなら、保存方法や取り扱い方が重要なポイントになります。

ギフトにおすすめ！高級オリーブオイルの保存方法・取り扱いについて解説

幅広いジャンルの料理に使えるオリーブオイルは、原料のオリーブの品種や配合されている栄養成分、値段なども様々です。そんなオリーブオイルは、保存方法などによって品質・風味の持続性が大きく左右されます。風味豊かで高級感のあるエキストラバージンオリーブオイルなどの品質を保ち、おいしく味わいたいときは保存方法や取り扱い方についてチェックすることをおすすめします。

オリーブオイルの劣化につながる主な原因

オリーブオイルの風味を損なわせる原因として以下が考えられます。

光（日光、ライトの光）
温度（高温、温度変化）
酸素
時間（未開封で約2年）

これらの原因によりオリーブオイルが酸化して風味が落ち、劣化につながってしまいます。品質を長く保つためには、正しい保管方法をおさえて劣化を避けることが重要です。

保存方法のポイント

・保存容器
オリーブオイルの保存容器は、遮光性のある暗い色に着色されたガラス瓶の容器がよいとされています。ペットボトル、陶器、コルクは酸素を通してしまうため、保存容器には向いていません。遮光瓶に入ったオリーブオイルを選びましょう。また、遮光瓶に入っていないオリーブオイルの場合、遮光性を持った保存容器への入れ替えを検討してみてください。

・保存場所

オリーブオイルの保存に適した温度は約12～15℃といわれています。そのため、日の当たらない暗くて涼しい場所に保管しましょう。窓際のような日が当たりやすい場所、高温になりやすいコンロやレンジの近くに保管するのは避けましょう。また、一見保存に適していると思われる冷蔵庫ですが、温度が低すぎるため保管場所には向いていません。

・保存期間

オリーブオイルは開封して空気に触れると酸化し始めます。そのため、開封後は3か月以内を目安に使いきることをおすすめします。無駄にならないよう使い切りやすい量の商品を購入するのもよいでしょう。

オリーブオイルが劣化した場合の対処法

適切に保管できておらず、酸化した状態のオリーブオイルは、風味がしなくなったり、色が濃くなったりします。風味が多少落ちたという場合は揚げ物や炒め物など、過熱調理で使用することもできますが、もし異臭がする場合は体調不良になるおそれがあるため、使用をお控えください。

・白い沈殿物や固形物ができた場合
冷蔵庫などの温度が低い場所で保管するとオイルが分離し、細かく白い沈殿物や固形物ができるケースがあります。この場合、常温でゆっくりと溶かしながら元の状態に戻すことがポイントです。急激に加熱や加温するとかえって劣化につながる可能性があるため、注意しましょう。

・黒い沈殿物ができた場合
オリーブオイルの黒い沈殿物はオリーブの果実由来の「澱（おり）」と呼ばれる成分で、そのまま使用できます。市販されているオリーブオイルの多くはフィルターをかけており、基本的に澱は出ません。一方、無ろ過のオリーブオイルは時間が経つにつれ、沈殿物として出てくることがあります。オリーブ本来の栄養成分や香りを感じられる製法で作られたオリーブオイルのため、安心してご使用ください。

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